リl|*´∀`l|<でも全然ももしみっぽくないんだよ

う〜ん。思った以上に微妙な話になったぞ。
…ってか、最初妄想したのと結構違うし……なんでこんなのやろうと思ったんだろ?
まーいいや。駄作がダメな方はスルーをお願いします。


(2009年3月28日書き直しうp)

桃と一緒にいれば、この子は確かにO型だなーと思うことが少なくはない。
同じO型の私よりもずっとO型らしい桃が羨ましく思う時もある。
でも、そんな大雑把で時に適当すぎる彼女にも
他人に口出しを許さない程のこだわりがある。
それは、いつでもキッチリ整えている前髪です。

「桃さぁ、どうしてそんなに前髪にこだわるの?」

「え?なに突然、キャプテン?」

「や、上げればどんな風になるのかなーと思ってさ。
ちょっといじってみない?」

「あ〜ダメー!!」

その前髪を上げようと手を桃の顔の方に持ってったけれど、
抵抗されて手首を捕まれた。
そして、その体勢のままで続く。

「これが桃のトリー…なんだっけ?」

「トレードマーク?」

「あーそうそう!トレンドマーク。」

「…。それ、どこで覚えたの?」

「どこにもー、桃は元々頭がいいのでー」

「頭いいって、さっき全然言えてなかったからね。
それに、きっと熊井ちゃん辺りに教わったんでしょ?」

「え?…んまぁ〜それは…」

何かブツブツ言ってる桃をとりあえず流して、
いつまでも私の右手首を離してくれない彼女のその手を私も掴んだ。
それに気付いた桃は、何かの合図として取られたのか、
声のトーンを変えて予想もしてなかったことを言い出した。

「じゃあ、もし桃にキスしてくれたら、
キャップに桃の前髪を10秒間いじれる特別券を差し上げます!ウフフ」

「何それ」

「特別だよ?桃の可愛いおでこも見れちゃいますよお客さん!」

私が、二人きりとは言え、いつ誰が入ってくるのかわからない場所で
イチャイチャすること好かないって桃は知ってるけど、
結局私が折れてしまうこともちゃんと知ってるんだ。

いつもなら少し呆れながらそうしてたと思う。
でも、何故かその時の桃の視線をすごく挑発的に思えて、
負けず嫌いな私もあることを思い付きその話に乗ることにした。

「いいよ」

「っ、いいの?」

「いいから。はい、目を閉じて」

「えー、今目ぇ閉じんのぉ?あ、ちょ」

「ほら、早く」

「わ、わかったよぅ。でもズルはダメだからね!」

そう言って、桃は空いてる方の手で私の左手首を掴んで、
私達は向かい合う状態になった。
そして、ニヤけた顔のままだけど、照れくさいのか顔を少し俯いた。

…じゃあんなことを言い出さなければいいのに…

と思ったのも一瞬のことだけで。
だって、滅多に見ないこんな桃がすごく新鮮で、
前髪のことも忘れて、ただ素直に桃のことを可愛いと
そのまま見惚れてしまいそうになった。


私はコロコロ変わる桃の表情をずっと側で見てきたのに、
その前髪が桃を守るかのように額を覆って私の知らない桃を隠してる気がして。
それはすごく嫌で、自分の黒い部分を目覚めさせる。
私は自分でも思った以上に独占欲が強いみたい。
絶対に表には出さない感情だけど、決して消えることもない。
誰も知らない桃を知りたい。
支えることも守ることも、私ひとりがいい。
桃のすべてを独り占めしたい。
そんな醜い欲にのまれそうになる時もある。
でも自由奔放な桃も愛しいから縛りたくない。
結局矛盾する気持ちから私を救い出せるのはやっぱり桃だけだ。



両手首を捕まえられたまま、私はその前髪を見つめながら
ゆっくりと桃に近づいた。
そして、唇をそっと、桃の額に寄せた。


2、3、4秒経っただろう。

目を開けて顔を離れたら、桃はどこかをジッと見つめ
ビックリした顔を真っ赤にしてた。
それを見て、思わず噴いてしまった。

「ちょっとwなんで口よりおでこにキスされる方が照れるんだよw
おっかしいってww」

「…え?!あ、だ、だって…違うじゃん!約束が!違うじゃん」

「いやいや、どこに欲しいか指定なかったんでしょ?」

「ぅ、してないけどー…でも、嬉しいかもwウフ」

「でしょ?」


頬を大好きなピンクに染めて、
優しくて穏やかだけど、甘えたような笑顔を見せてくれた。
そんな表情を見るのも初めてな気がして、
ドキドキして愛しい気持ちが溢れてくる。




結局、あの特別券を断った。
桃の新しい一面を自分で引き出せた嬉しさを抑え切れなくて、
体は正直で勝手に動いていく。
桃の両手首を離し手を繋いで指を絡める。
恥ずかしくて言葉じゃ伝えられないことを繋いだ手の温もりに送り込む。
そして桃は、それを受け取るかのように私の手をギュッと握り返した。














千奈美に、ちょっと離れた所にこんな3人がいました…w


从*´∇`)从・ゥ・从从o゚ー゚从・・・

从*´∇`) <キスしないにジュース1本!
从o゚ー゚从<するに2本!
从・ゥ・从<じゃあ私は、桃がするに3本!wとか言ってw


んで翌日、訳分からないももしみが茉麻からグレープジュースチェリオ2本を貰いましたとさww